
Thema < ハクビの繭から反物が完成 >
April 13, 2010
ハクビの繭から反物ができあがりました
碓氷製糸工場で紡がれた糸が完成し
京都の丹波で日本の絹が織られました
肌触りの柔らかさと着心地の良さを求め
ハクビの繭から作られた反物の見本が完成いたしました
碓氷製糸工場での絹のできる工程を見学及び打合せ
碓氷製糸工場でハクビの繭が紡がれて正絹になるまでの
工程を勉強させていただきました
より良い着心地の反物にするために
一つひとつの工程をしっかりと見届け
喜んでいただける糸に仕上げていただけた
過程を見せていただきました
皇室で飼われているカイコ(小石丸)は
この碓氷製糸工場で正絹にされるとのこと
その専用機械も設置されていました
※(碓氷製糸工場は通常見学は行っておりません)
※写真をクリックすると拡大された写真を見ることができます
碓氷製糸工場で正絹になった糸は
京都の丹波にある織機にかけられ
ハクビの絹が完成されるのです
見本が完成し初めてのお披露目がされました
素晴らしい出来栄えの反物が完成いたしました
桐竹鳳凰紋
今回完成したハクビ日本の絹は地紋を
桐竹鳳凰紋と二重蔓牡丹唐草の二種類で仕上げました
桐竹鳳凰紋は天子を象徴する鳳凰は桐の樹に棲み
竹の実を食らうとされています
古来よりの有織文様として格式の高い文様です
二重蔓牡丹唐草は古くから名物裂の代表的な文様として知られ
牡丹は美しさの象徴であり
蔓は長寿の意味合いがあります
この二種類の地紋様で各六色の色無地を作り上げました
素晴らしい出来栄えを是非ご覧ください
二重蔓牡丹唐草
※写真をクリックすると拡大された写真を見ることができます
「ハクビの絹」 - 第23回ハクビきもの創作展パンフレットより -
日本の民族衣裳である『きもの』は日本の産業を支えてきた伝統的な養蚕、製糸、織機、染色など生活に深く根ざして作られた日本の文化です。
しかし近年は、ほとんど外国から輸入された糸を使用しているのが実情です。
そこで農林水産業で、国産繭の希少性を活かし高品質な純国産の絹製品づくりを推進する為、平成20年「純国産絹マーク」が制定され、ハクビ京都きもの学院も、その認定を受け、繭からの物づくりをスタート致しました。
日本の絹文化を継承していく基盤となる事業は容易ではなく、蚕種の選定にはじまり養蚕地および養蚕農家、製糸工場などとの連携や話し合いにより、正確な生産者履歴のある良質な国産の絹を確保する事が出来ます。
今回、ようやく、それぞれの工程に携わった人々の想いと、各方面の方々のお力添えを戴くことにより、限定された数ではありますが、純国産ハクビの絹を使った色無地(地紋『牡丹唐草』『桐竹鳳凰文』の二柄、各六色)を発表することが出来ました。
まだまだ、小さな動きではありますが、ハクビはこういった日本の文化を守っていく為の活動を今後も続けていきたいと考えています。
角谷院長繭日記より「ハクビの絹」を掲載させていただきました。
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