Thema < 勝者の感謝 >

September 1, 2008


北京オリンピック陸上
4×100m男子リレー
銅メダリスト


左 : 第一走者
 塚原直貴
右 : 第二走者
 末続慎吾


左 : 第三走者
 高平慎士
右 : 第四走者
 朝原宣治


北京オリンピック
参加選手一覧より


勝者の感謝

今年の夏の出来事といえば、北京オリンピックにつきるのでしょうか。
オリンピック憲章には「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」と明記されていますが、そのような精神には関係なく、オリンピックが国威発揚の場になっているのは確かなようです。
そのような観点から見ると、今回最もそのことに成功したのは開催国の中国でしょう。金メダルだけで51個獲得しました。
日本は金9銀6銅10とアテネ大会を下回りましたが、私の関心はそこにあるのではなく、日本のメダリストたちのインタービューにありました。そこではそれぞれの選手が異口同音に「感謝」という言葉を口にしていました。勝者がこれほど多く「感謝」の言葉を口にするのを、私はこれまでに見たことがありません。感謝の対象は、家族や自分を指導してくれた人たち、自分を支えてくれた同僚や組織や地域の人たちでした。
私はこれまで常に「感謝」は「プラスの心」の基本であるといい続けてきました。まさしくこのことが、ここで実証された思いでした。
その中にあっても、4×100メートル男子リレーで、日本の陸上短距離に80年ぶりのメダルをもたらした選手たちの感謝の言葉を、私は忘れることができません。彼らはこう言ったのです。「このメダルは、80年におよぶ先達たちの努力の歴史に結果として与えられたもの です」。そして今後の抱負を聞かれると「このメダルを新たなスタートとして、80年後の栄光に向かって努力していくだけです」。
私はここに「プラスの心」 の真髄を見る思いでした。
先達たちの80年におよぶ血と汗と涙の歴史への感謝の心を聞きながら、彼らを始めとする勝者たちは、彼らを支え取り巻いているあらゆる人たちに生かされて生きていると、強く実感しているに違いないと私は思ったものでした。
時に生かされ、地に生かされ、人に生かされるものほど強いものはありません。私たちもまた彼らに負けないように「感謝」と「プラスの心」を持って、多くの時と地と人に生かされ、生きていきたいものです。
4×100メートルリレーで感じたことは、アメリカでは一人ひとりが力強く、過信していて、チームプレーのバトンタッチに日本のような練習をしていなかった。過信による自信が失敗を招いた。 日本は一人ひとりの力では予選をも通過できない記録なので、バトンタッチを下方から渡す至難な技術にチャレンジしたとの事で、繰り返し繰り返し練習を重ねて取れた銅メダルです。
終了後一人の力で勝てたのでなく4人のチームワークで勝てた喜びは、四倍の喜びよりもっと大きな喜びで、忍耐と継続の力と、チームワークの力の素晴らしさを実感したことを皆に伝えられて、 ありがたいまた嬉しい、そしてチームにも心から感謝しているといっていました。コーチの方の力が、今日を導いていただいたと感謝していました。
北島選手も,中村選手も、同じコーチの方が、夫々の違った能力を引き出してくれた。バタフライの選手もコーチと一緒に釜の飯を食って肉親以上に心を砕いて面倒を見ていただいたと慶ぶ姿は師弟関係のハクビの講師と生徒を思い出させます。

ハクビ総合学院 理事長 水島恭愛


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コメント

「感謝」の心を有難うございました。先人の後をつむいで、その場に臨めるチャンスを得た喜びの感謝に、同じ思いで共感いたしました。そして私はそこにあわせて、師弟の「誇り」を見ることが出来ました。お互いがあってこそ成し得ることが出来たことに、日本の、日本人の伝統をも見る思いでした。

投稿者Rainbow :2008年9月 4日 12:27

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