
Thema < 暦を楽しむ >
May 1, 2008
暦を楽しむ「八十八夜」...雑節の一つで「立春」から八十八日目のこと。 新暦では五月二日頃にあたり、三日後には立夏を迎えることから重要な節目と考えられてきました。 今年の八十八夜は閏年のために五月一日です。この頃は昼夜の温度差が激しく、霜がおりることがあります。この日が過ぎれば霜の害はなくなるとされ、「八十八夜の別れ霜」や「忘れ霜」という表現はここから生まれました。農作物に大きな被害を与えるため、農家に、注意するように、という意味で作られた雑節が八十八夜です。その他の雑節には、節分やお彼岸などがあります。 この「雑節」について簡単に説明しますと、季節の変わり目のことを「節」といいます。暦の基本ともいえる中国由来の二十四節気はこの「節」を表していますが、日本の実際の気候とにずれがあったため、農作業や季節を知る目安に五節句と「雑節」が作られました。代表的な農作物として、八十八夜のこの時季にその年最初の茶摘みが始まります。 八十八夜の日に摘んだお茶の葉は、栄養価が高く極上の味わいと言われ、不老長寿、縁起物の新茶として珍重されてきました。また農村部だけではなく漁村部でも八十八夜を漁の目安にする地域があります。瀬戸内海では産卵のため鯛が外洋から入る時季にあたり、海上から見るとまるでその様子が島の様に見えるといわれている位で、また種子島や屋久島では八十八夜は豊漁の続く頃とされ、漁の開始時ともされているのです。 私達の日常には皐月(さつき)の味覚もいくつかありますが、特に八十八夜の新茶は大切に煎れ、丁寧に味わって五月を満喫する楽しみのはじめの一つに是非したいものです。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェより http://d.hatena.ne.jp/hakubi-manner/
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フォト : 5月1日の茶畑のお茶の葉の新芽
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